Veterinary Sciences
第30回世界牛病学会(WBC 2018)
北海道では、日本の乳牛の60%、肉牛の20%以上が飼育されており、獣医師の数は国内最多となっています。日本最大の酪農地帯であり、獣医大学や牛の研究機関を有する北海道の獣医学、酪農・畜産等の産業のハブである札幌が世界牛病学会の開催地として選ばれました。
札幌コンベンションビューローは、会場の選定や誘致提案書の作成、会議運営会社(PCO)の決定等、誘致活動の初期段階から誘致委員会を全面的にサポート。学会中は、茶道体験プログラムの他、市民ボランティアによるインフォメーションデスクの開設と同伴者向け日本文化体験プログラム(華道、書道、着物の着付)を実施。参加者や同伴者の方々に「日本・札幌」を楽しんでいただきました。
充実した多様なワークショップのほか、参加者は、地元の農場を訪問し、飼育環境や健康管理等の動物福祉や北海道の酪農の現場を視察しました。
WBC2018組織委員会は、公式facebookやインスタグラム(#wbc2018sapporo)を活用し、会議への期待感を醸成。当日は学会の様子をタイムリーに発信し、会場内では、学会オリジナルグッズやLEGO牛、牛の写真展等、牛づくしで雰囲気を盛り上げました。
活発な議論の後は「ミルク・ブレイク」でひと息。北海道の牛乳を使ったカフェラテやミルクシェイクを飲みながら参加者どうしの会話が弾みました。
_アウトリーチ
市民公開プログラムでは、小学生を対象に「獣医さんのお仕事体験」や「乳しぼり擬似体験」を実施。楽しみながら獣医の仕事を身近に感じていただきました。